![ヤバい！厚生労働省 [ 田口勇 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3715/9784828423715_1_2.jpg?_ex=128x128)
厚生労働省と聞くと、私たち国民の健康や労働環境を守る重要な官庁というイメージを抱く方が多いでしょう。
しかし、田口勇さんの著書『ヤバい！厚生労働省』を読むと、その裏側には想像を絶する実態が潜んでいることに驚かされます。
本記事では、この書籍の内容をもとに、厚生労働省の”ヤバさ”を皮肉を交えながら解説します。
勇気ある告発
本書は、元厚生労働省のキャリア官僚であった著者が、内部から見た厚生労働省の実態を暴露したものです。
新型コロナウイルス感染症への対応を中心に、国民に対して正しい事実を伝えず、責任逃れの発想で健康と命を守ることを怠った厚生労働省の現状を批判的に描いています。
国民を守る官庁のはずが…
厚生労働省は、医療、福祉、労働という国民生活の根幹を担う組織です。
しかし、『ヤバい！厚生労働省』では、その運営の非効率さ、現場の声を無視する体質、そして迷走する政策の数々が暴露されています。
例えば、薬害エイズ問題や年金記録問題など、過去に引き起こした数々の失態。これらは一部にすぎず、実際にはさらに根深い構造的な問題が存在します。
田口さんの鋭い視点を通じて、それがどのように国民生活を脅かしているのかを知ることができます。
コロナ禍での失態
初動の遅れ: 新型コロナウイルス感染症の初期段階において、水際対策の遅れや検査体制の不備など、初動の遅れが指摘されています。これが感染拡大の一因となったことは否めません。
情報公開の遅延・隠蔽: 感染者数やクラスター発生状況など、重要な情報の公開が遅れたり、都合の悪い情報が隠蔽されたりした事例が指摘されています。
情報の透明性という観点から大きな問題です。
責任の所在の不明確さ: 問題が発生した際に、責任の所在が曖昧にされ、誰も責任を取ろうとしない体質が批判されています。
これは組織としてのガバナンスの欠如と言えるでしょう。
縦割り行政の弊害: 各部署が連携を欠き、迅速な対応を妨げている点が指摘されています。
パンデミックのような緊急時には、迅速な情報共有と連携が不可欠ですが、それが十分に機能しなかったようです。
専門家軽視: 専門家の意見を十分に聞き入れず、独断で政策を進めた結果、混乱を招いた事例も指摘されています。
科学的根拠に基づいた政策決定が重要であるにもかかわらず、それが軽視されたことは大きな問題です。
感想
本書を読むと、厚生労働省が国民の期待に応えられていない部分が多々あったことが分かります。
特に、初動の遅れや情報公開の遅延は、多くの国民に不安を与えただけでなく、感染拡大を助長した可能性すらあります。
責任の所在が不明確であるという点は、今後の行政運営において早急に改善すべき点でしょう。
どんな人におすすめ？
- 新型コロナウイルス感染症への政府の対応に疑問を持っている人
- 行政の失態について深く知りたい人
- 社会問題に関心のある人
おわりに
本書は、厚生労働省の失態を通して、日本の行政組織全体の問題点を浮き彫りにしています。
過去の失態を教訓とし、今後の行政運営に活かしていくことが重要です。
そのためにも、私たち国民は、行政の動きをしっかりと監視し、必要であれば声を上げていくことが大切です。
この書籍を読んで厚生労働省に強い憤りを感じました。
怒りを覚えた点は大きく3点です。
- 情報操作と国民への不誠実な対応: 高額な社会保険料を徴収しながら、虚偽情報で社会を混乱させていること。特に、ワクチンの安全性について、健康被害が出ているにもかかわらず真実を伝えないこと。
- 行政機関の機能不全: ハローワークや労基署が役割を果たしていないこと。ワクチン解雇を労基署に申告しても「あなただけではない」と対応を拒否されたこと。
- 労働問題への不作為: 賃金未払い問題で証拠を提出しても、労基署が対応しなかったこと。
これらは国民の健康と生活に直結する深刻な問題です。特に、労働者の権利を守るべき労基署が、ワクチン解雇や賃金未払いという労働問題に適切な対応を取らなかったことは、行政機関としての責任放棄と言わざるを得ません。
厚生労働省に対する不満や法律に詳しい方、上記のフォームより連絡していただければ嬉しいです。
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