九州から1週間?郵便遅延の裏側。『ブラック郵便局』で知る現場の闇

■ はじめに:郵便が届かない違和感

最近、郵便局のサービスに対して「質が悪くなったな」と感じることはありませんか?

実は先日、九州から東海地方へ郵便を出したのですが、相手に届くまでに1週間近くもかかってしまったんです。

「以前ならもっと早かったはずなのに」と驚きましたし、正直なところ「現場の人員が足りていないのではないか?」と不安を感じずにはいられませんでした。

そんなモヤモヤとした気持ちを抱えている時に出会ったのが、宮崎拓朗さんの著書『ブラック郵便局』です。

■ 民営化の裏側で何が起きているのか

この本を読んで、私が感じていた「サービスの低下」という違和感の正体が、恐ろしい形で見えてきました。

書籍の中で特に衝撃的だったのは、顧客をだまして何件もの保険を契約させる現場」の描写です。

ノルマという名の強烈なプレッシャーの中で、郵便局員たちが高齢者をターゲットにし、不要な保険を次々と契約させていく……。

私たちが信頼していた「郵便局さん」の裏側で、このような組織的な不正が行われていたという事実は、読んでいて胸が痛くなりました。

■ 「人が足りない」と「売り上げ至上主義」

私が体験した「郵便の遅れ」と、この本に書かれている「不正営業」。一見関係ないように見えますが、根っこは同じだと感じます。

それは「行き過ぎた利益の追求(民営化の弊害)」です。

  • 利益が出ない郵便事業(配達など)はコストカットで人が減らされる。
  • 利益が出る金融・保険事業は、無理なノルマで現場を追い詰める。

その結果が、今の「届かない郵便」や「現場の疲弊」、そして顧客への裏切りに繋がっているのではないでしょうか。

■ 読後の感想

『ブラック郵便局』は、単なる告発本ではなく、日本のインフラを支えてきた組織がどう壊れていったのかを教えてくれる一冊でした。

現場で働く局員さん個人の問題というよりは、もっと根本的なシステムや組織風土の問題。

私たちが普段感じている「不便さ」の裏には、想像以上に深い闇が広がっていることを痛感しました。

郵便局は私たちの生活になくてはならない存在です。

だからこそ、この現状を知る人が増え、少しでも健全な姿に戻ってほしいと願わずにはいられません。

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