2024-06-01

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ドラマ・映画

10年越しの恋を描いた名作:映画『あの頃君を追いかけた』レビュー

映画レビュー:『あの頃君を追いかけた』 タイトル: あの頃君を追いかけた 監督: 長谷川康夫 主演: 山田裕貴、齋藤飛鳥 あらすじ: 『あの頃君を追いかけた』は、九把刀(ギデンズ・コー)の台湾映画『那些年,我們一起追的女孩』の日本リメイク版です。1990年代の地方都市を舞台に、高校生たちの友情と初恋の物語が描かれます。主人公の水島浩介(山田裕貴)は、同級生の早瀬真愛(齋藤飛鳥)に密かに思いを寄せていますが、彼女に対して素直になれず、友達として接することしかできません。やがて高校卒業が近づく中、浩介と真愛の関係が少しずつ変わり始めます。 レビュー: 『あの頃君を追いかけた』は、青春時代の甘酸っぱい思い出と初恋の切なさを描いた感動的な作品です。原作の台湾版はアジア全域で大ヒットし、多くの人々に共感されましたが、日本版もまたその魅力を十分に引き継いでいます。 山田裕貴と齋藤飛鳥の演技は非常に自然で、特に山田裕貴が演じる浩介の不器用な初恋の様子が微笑ましく、リアルに感じられます。齋藤飛鳥は、聡明で美しい真愛を見事に演じており、彼女の存在が物語全体に輝きを与えています。 監督の長谷川康夫は、1990年代の日本の風景や高校生の生活を丁寧に再現し、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。特に、学校のシーンや友人たちとのやり取りが、青春時代の思い出を蘇らせるように描かれています。 物語の進行はテンポ良く、笑いと涙がバランス良く配分されており、観る者を飽きさせません。友情、恋愛、成長というテーマが巧みに織り交ぜられており、観客も登場人物たちと一緒に青春を再体験することができます。 しかし、オリジナル版を観たことがある方には、どうしても比較してしまう部分があるかもしれません。そのため、リメイク版独自の魅力を楽しむことが重要です。 評価: ★★★★☆(4/5) 『あの頃君を追いかけた』は、初恋の甘酸っぱさと青春時代の懐かしさを思い起こさせる素晴らしい作品です。山田裕貴と齋藤飛鳥の化学反応が見事で、観る者に深い感動を与えてくれます。青春時代を懐かしみたい方や、初恋の切ない思い出を共有したい方に是非おすすめしたい映画です。
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